新入社員研修
95気まぐれ日記先日、弊社に新しいスタッフを迎えました。
ここのところ毎年のように新社員を募集し、迎え入れているのですが、今年も新人を迎えることができました。
ちなみに、まだ若干名募集中です。
今回、ちょっと新しい試みに取り組んでいます。
今まで弊社では新入社員を迎えるにあたって、特段、新入社員研修など何も用意せず、OJTだけで新入社員教育をしていました。
技術スタッフを中心に、しかも中途採用がほとんどで募集していましたから、
経営コンサルタントや何とか研究所とかが主催する新社会人の心得え的な座学の研修はあまり意味をなさなかったんです。
ただでも、絶えず不安はありました。どうしても技術習得には時間が掛かりますし、
教えるといってもクルマによってガラスの取り付け方は千差万別。慣れるまでは見学を中心としたものになっていました。
ちょっとその考え方が変わったのは、以前に外国の同業者を見せてもらってからでした。
国内最大のガラスメーカーである旭硝子の方に無理にお願いを致しまして、以前にヨーロッパの自動車ガラス業者を見学させてもらったのですが、
大きなカルチャーショックを受けて帰ってきました。
まぁ、市場規模や業界の認知度からして日本とは全く異なるものなのですが、さすがにヨーロッパ全土に数百の店舗を持つだけのことはあって、
何もかもが弊社とは違っていました。
そのなかの一つに、新入社員研修制度がありました。
その会社には、研修センターというような立派な設備があり、エンジンやタイヤが付いていないボディだけのクルマや、
ドアの部分だけ外してあるものが幾つか並んでいました。そこで新入社員となったスタッフは数日、集中的な研修をして、その後OJTで研修、
そしてわずか入社後数ヶ月で一人で技術者として出て行くというものでした。
弊社では1年や2年掛かってしまう新人教育に、わずか1ヶ月かそこらで仕上げてしまうのですから驚きでした。
まぁ色々と細かい部分がありますが、あまりここで書くことは出来ませんので省きますが、弊社でも今回、そのほんの一部ですが、
真似してみました。
研修に使う車両を準備するのが最大の問題で、研修のためだけに車両を購入するのも出来ないし、
代車を傷だらけにするわけにもいかないし、解体業者から廃車を購入しようかと思っていたのですが、リサイクルの問題もあって処分に困る・・・
。
そんな矢先、弊社が年に何度か自動車ガラスとフィルム施工の技術講習で講師をさせて頂きお世話になっている、群馬自動車大学校の先生から、
車体整備課さんの授業で使っている車両がいくらでもあるので使って良いというお話しを頂きまして、これで最大のネックが解決致しました。
手探り状態で初めての試みですから、どうなるか分かりませんが、もしこれで新人研修が上手くいくようでしたら、
それは自動車大学校さんと旭硝子さんのお陰です。感謝いたします。
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