中央自動車ガラスにWRCがやってきた
■WRCとは
World Rally Championshipの略で、世界のラリーの最高峰に位置する「世界ラリー選手権」のことです。ヨーロッパを中心とした世界各国を舞台として、毎年世界のトップドライバーたちが戦いを繰り広げます。そのダイナミックな走りは多くのファンの心を捕らえ続けています。
■JAPAN RALLY 2004年9月3日〜5日
ラリージャパン 新井敏弘

1.WRCがやってきた
ある日、WRC SUBARU TEAM ARAIから仕事の依頼が!
世界を舞台に繰り広げられるモータースポーツ、WRC。FIA(国際自動車連盟)が認定する世界選手権は、このWRCとF1だけである。そのWRCのSUBARUワークス・ドライバーとして、『群馬が世界に誇るドライバー』新井敏弘。ある日、新井選手ご本人から連絡があり、仕事の依頼を受けました。現場に行ってみると、真新しいスバル・インプレッサ2台。聞けばWRCジャパンラリーに出場する車両とのこと。そして後日、新井選手本人が出場しているPCWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)のマシンもそこに!
新井選手と記念撮影。
まさかホンモノだとは思わなかった。

2.ガラスの取り外し
ガラスを割らないように慎重に…。
いきなり試練のガラス外し。ドキドキの作業です。
ラリー仕様にするため、全てのガラスを取り外します。もう一度使えるように外すため、ガラスを割らないように、また、傷付けないように慎重に作業を進めます。特にフロントガラスは、リアガラスやドアガラスのように、強化ガラスではなく、合わせガラスというもので、非常に割れやすいので、取扱いには気を使います。ドキドキしながらの作業が続きます。

3.フィルム施工・撥水コーティング
ガラス以外の作業も採用された!
ガラスの脱着作業の他にも、色々とドライビングに効果を発揮するメニューが弊社には揃っていると感じ、新井選手とチーム・アライスタッフの方々に提案したところ、高耐久撥水コーティングシステムと透明断熱フィルム&ミラータイプフィルム、そして『スーパーSS』の際に使用検討されている、ポリカーボネイト製のフロントガラスカバーが採用された。これは新井選手の「こんな物できないかな?」という呟きを弊社が製品化したもの。どれもドライビングの快適性を訴える製品です。ちなみに、高耐久撥水コーティングシステムに使われている 撥水コーティング対応ワイパーは、PIAA社製。
丁寧に塗りこみます。
カーフィルムコンピューターカットシステム
バツグンの水弾き!
ガラス飛散防止と紫外線カット&断熱効果のフィルムです。

4.ガラス取り付け
レースの無事を祈りながら慎重に。
SUBARUのシンボル、WRブルーに塗装され、ドライバーの安全性と車体剛性確保のためのロールケージが取り付けられ、エンジンも足回りもコックピットもすっかりラリー仕様に仕上がったインプレッサが、いよいよ戻ってきた。その仕上がりにしばし見惚れながらも、最終工程のガラス取付作業に取り掛かった。ガラス取り外し作業もさることながら、取付作業も慎重さを要求されます。車体剛性の何割かはガラスで保たれておりますし、接着不良でタイムロスや、大事故になる可能性も考えられます。(ちょっと大袈裟ですが。)レースの無事を祈りながら、また、私たちがお手伝いさせてもらった車両が世界を駆けることに思いを馳せながら、慎重に取り付けます。使用するのは米国ESSEX社のウレタン接着剤。世界の自動車生産ラインで約70%の採用率を保持する信頼性ある接着剤です。
コレが決め手!接着剤を塗布しています。 ガラスの取り付けも慎重に。



5.スポンサーステッカーが貼られた!
いよいよ完成!感無量(涙)
新井選手のご好意で、弊社のデカールまで作って頂き、スポンサー企業の一角に入れて頂いちゃいました。
弊社の名前が世界を走るなんて
信じられない!

6.完成
すっかりラリージャパン仕様になりました。
ガンバレ!SUBARU TEAM ARAI!
SUBARU TEAM ARAIとRALLY JAPANの全てのデカールが貼られて遂に完成しました!WRブルーのインプレッサが3台並んだところは圧巻でした。いよいよ日本初上陸の世界選手権、3台が走ったのは、生産車に近い競技車カテゴリー・グループN。そしてなんと、チーム・アライのインプレッサは、グループNで新井選手が優勝、鎌田選手が2位と、1,2フィニッシュでゴール!開催3日間で約21万人の観客を集め、SUBARUにとっても、チーム・アライにとっても大成功の大会となりました。ラリージャパンは幕を閉じましたが、PCWRCに年間を通じて参戦しているチーム・アライにとっては、まだ戦いは続きます。これからも弊社は、チーム・アライを応援していきます。
出場車両が並びました。 なんと、新井選手仕様のレプリカ・チョロQが発売された。